最近のアンケートフォームでは性別選択欄に「その他」がよく出てくるようになりましたね!
「とはいえ『その他』を選んでもいいのかな?」と悩まれている方へ、堂々とその他を選択していい理由を紹介します。
性別「その他」とは?
性別「その他」とは、文字通り男女どちらでもない性別の人のことです。
該当者例
性別「その他」に該当する人は以下のような人たちです。
性別「その他」を選択した経験
はじめて「その他」を選択したのは、大学生のとき、とある大学で開催されたLGBTQの講演会を聞きに行ったときのことでした。講義後にアンケートが配られて、その性別の選択欄にその他がありました。
LGBTQの講演会だったから、回収して見られても変に思う人がいないだろうと堂々と「その他」に丸をつけられました。一度「その他」を選んだ経験があると、その後のアンケートや登録にも自信を持って「その他」を選択できるようになりました。
「その他」を選択していい理由
性別「その他」を選んでもいい理由を、アンケートの主催者側、回答者側の立場になってそれぞれ説明します。
アンケート結果がより確実になる
アンケート主催者からの目線で見ると、アンケート結果がより確実になります。
なぜなら性別の選択肢を増やすことで、より得たデータが詳細になるからです。
例えば男女の選択肢しかなかったときに「子育てについてどのような不安があるか」というアンケートがあったとします。
男女の選択肢しかなかった場合、男女それぞれ特有の不安が出てくるでしょう。そこでその他の選択肢もあると、「ジェンダーロールを担うのが不安」といった、これまで見えていなかった不安をアンケートから見つけられる可能性が出てきます。
つまり、より正確で詳細な情報を得ることができるようになります。
今まで不利益を被ったことはない
回答者側から見ると、今まで「その他」を選択してきて不利益を被ったことは一度もありません。
そのため、安心して自分の性別に従い、選択することが可能です。
「その他」を選択できると、精神的に楽なことがあります。私は揺れ動く型のXなのですが、特にすごくメンズな気分の日に、女に丸をつけるのは、「自分何やってるんだろう」という虚無感に襲われます。自分にも相手にも嘘をついているような、どうしようもない気持ちになります。
ですが「その他」があると、自分にも相手にも嘘をつく必要がなくなります。
まとめ
以上、性別欄に「その他」があると安心するという話でした。
もちろん全てのことで心の性で性別を選択できるとは思っていません。特に医療関係では、そもそも男女で体の作りが違うので、性別選択欄では体の性を選択することでしょう。
それでもアンケートフォームならいいですよね。特に顧客をしっかり把握したい企業はなおさら「その他」を設定すると良いです。その方がしっかりと売りたい相手のことを把握できます。