こんにちは、ちゅうさん(@chusan09)です。
この記事では、あなたがLGBTQについてどうしても嫌悪感を抱いてしまう理由を説明します。
突然ですが、あなたはLGBTQの人が周りにいたとして、その人のことをどう思いますか?
もしあなたを含め、日本の全員が「なんとも思わない」あるいは「好感を持てる」のであれば、今頃同性婚はとっくにできるようになっているでしょう。
そうならないのは、「差別するのは良くないと思うけれど、なんとなく受け入れがたい」と思う人が一定数いるからです。
その心理的な理由を解説します。
同性愛を受け入れがたくする要因
同性愛を受け入れがたくする心理的要因、思想の要因として、ホモフォビアとヘテロセクシズムがあります。
ホモフォビア(同性愛嫌悪症・同性愛恐怖症)
ホモフォビア(同性愛嫌悪症・同性愛恐怖症)とは、同性愛に嫌悪を抱くことを指します。ホモフォビアには、宗教上、否定的にとらえている場合も該当します。
例えば、「同性同士が手を握っている場面を見ると、気持ち悪く感じる」などです。
この恐怖症は、その他の恐怖症(対人恐怖症・先端恐怖症)などとともに、恐怖症のくくりに入ります。そのため「治さなくちゃいけない」というものでもありません。しかし、日常に支障をきたす場合は専門の医者に頼るなどしましょう。
ヘテロセクシズム
ヘテロセクシズムとは、異性間で結婚することが当たり前であるという思想を指します。
ほんの少し前の日本では「男女で結婚すること」が当たり前でしたよね。同性愛者はひっそりと暮らしていました。
今でも自治体単位ではパートナーシップ制度が広がっているものの、まだ同性婚は認められていません。
日本ではまだヘテロセクシズムの考えが根強いと感じます。
LGBTと共生するには?
では、ホモフォビアやヘテロセクシズムの人は、LGBTとは共生できないのでしょうか?
私は以下の2点を守れば共生できると思っています。
考えの多様性を受け入れる
まずは考えの多様性を受け入れることです。
ホモフォビアやヘテロセクシズムの人には「どうしても同性愛は苦手だ」「やはり人は異性同士結婚して子どもを生むべきだ」と、いろんな考えがあると思います。
LGBT当事者にも「愛し合う2人が寄り添ってもいいじゃないか」という考えがあります。
そのお互いの考えを、まずは受け入れましょう。
例えば「ピーマンは苦手だ」という人に対して「ピーマンはビタミンCが豊富だから食べるべきだ」とは言わないでしょう。
どちらの考えもまずは尊敬しましょう。
当事者に対して意見を押し付けない
そして次に、当事者に対して自分の意見を押し付けないことが重要だと考えます。
なぜなら、利害の生じる商談などを除き、人に意見を押し付ける必要性がないからです。
利害という言葉にひっかかった方が「同性愛を見せつけられて心理的被害を被っている!」「同性婚ができなくて困っている!」と言われてしまえばそれまでですが……。それはお互い様でしょう。
言葉で傷つけあわないことを考えたときに、当事者に対して自分の意見を押し付けないことが重要だと考えます。
「LGBTは気持ち悪い」「LGBTを嫌悪するなんてひどい」と、どちらも言っていいわけではありません。まして当事者に対してや、匿名のネット上などでは、悪質ですよね。
思うことは自由なのですから、心に留めておいてください。
まとめ
以上、ホモフォビアとヘテロセクシズムの紹介でした。