こんにちは!
ちゅうさん(@chusan09)です。
去年の紅白で初めてボカロが歌い手によって歌われましたね。
私がボカロと出会ったのはドーナツホールやウミユリ海底譚がはやっている2014年頃でした。
そのため、もちろん2018年にリリースされた「命に嫌われている」も、2010年から活動している歌い手のまふまふさんも存じ上げていました。
紅白あたりで投稿しようと思っていたのが、つい温めすぎてしまいました(笑)
この記事では紅白で歌ったことも含めて「命に嫌われている」は私たちにどんなインパクトを与えたのか考察します。
個人の感想、解釈が入っておりますのでご理解いただいたうえでお楽しみください^^
「命に嫌われている」
強烈なタイトル
この楽曲のまず驚くところはタイトルですよね。「命に嫌われている」そんな強烈なタイトルをつけられたら聞いてみたくもなります。
タイトルから想像するに、生きるのに疲れてしまって嫌になっている人が浮かんできそうです。悲壮感のある楽曲だと想像するでしょう。
生きろという歌詞
さて、聞いてみると確かに、一番の歌詞は悲劇の中の主人公のようです。
「『死にたいなんて言うなよ、あきらめないで生きろよ』」そんな歌が正しいなんて馬鹿げてるよな」
確かにボカロが浸透するまで、表の世界で歌われていた歌はみんなキラキラしていました。そんな歌が正しいなんて馬鹿げていると言える雰囲気ではありませんでした。そこに付け入る歌詞が若者の心をがしっとつかみました。
そしてこの曲のいいところは、それで終わらないところです。Cメロで一気にこの曲の本当に伝えたかったことが示されるのです。そして最後の「生きろ」へと繋がっていく。それまでのボカロは一度死にたいと歌ったら死ぬ曲が多い印象でした。それが「命に嫌われている」では、表世界の曲と同じ結末になるのです。
これって面白くありませんか?
紅白で歌われた理由
次は紅白で「命に嫌われている」が歌われた理由を紹介します。
有名歌い手まふまふさんの最多再生数の楽曲
まず歌い手さんが先に決まったのだと思います。紅白の発表の仕方も、まずは歌手が発表されてそのあとに楽曲が発表されていたはずなのでそうなのでしょう。まふまふさんは歌い手の中でもトップクラスで有名です。
そしてそのまふまふさんのYoutubeにあがっている曲で最も再生されていたのが「命に嫌われている」です。
まふまふさんの持ち歌よりも歌い手としてのまふまふさんが評価されたのだと感じました。
ボカロの良さと一般受け
ではもしも一番歌われているのが別の曲だったら? おそらくその曲は歌われなかったでしょう。
それは「命に嫌われている」が万人受けするからです。
ボカロが万人受けするのです。なぜか?
上の「生きろという歌詞」の章でも説明しましたが、ボカロが好きな人たちの「本当は生きたいけど死にたい」部分と、一般の「辛いけどあきらめないで生きよう」という両方をうまくまとめているからです。
一般の層から見るとボカロらしさは曲名だけだと思うのです。
こうして「命に嫌われている」は紅白で歌われることとなりました。
さいごに
いかがでしたか? ボカロが世間に浸透していくのはファンとして嬉しいです。
最近ではボカロPさんが書き起こしたものをジャニーズが歌っていたりしますよね!数年前には考えられなかったことなのでとても嬉しいです。