こんにちは、
ちゅうさん(@chusan09)です。
この記事では、「多様な意見」こそ「多様性」について、LGBT当事者が思うことを紹介します。
経緯
荒川区議の小坂氏の発言
先日、荒川区議の小坂英二氏がTwitterで以下の発言をしました。
同性パートナーシップ制度への賛否や性的少数者への認識は多様な意見が有って良いと思います。しかし、社会の風潮に沿わない意見を「時代遅れ」「不勉強」「配慮不足」「人権無視」「論外」とレッテルを貼り、その発言者を排除しようとすることは、それこそ「多様性」という言葉に反する言論弾圧。 pic.twitter.com/qlx4OrpoLi
— 荒川区議 小坂英二 (@kosakaeiji) January 24, 2022
【補足】「同性カップルは子どもを産む可能性がない」について
ちなみに補足として、スライドの中にある「同性カップルは子どもを産む可能性がない」という記述については、否定させてください。
「同性カップルは子どもを持てない」という点については、「そんなことないですよ」という以下のような記事を作成しています。
「多様な意見」は多様性です
結論、「多様な意見」は多様性です。
多様な意見が出て大いに結構です。私はそう思って生きています。多様な意見の中から、「え?あなたはそう考えていたの?」などと思わぬ発見をするものです。
もうどんどん発言していいでしょう。
「LGBTなんて男女の結婚という『標準的な形』じゃない」
そういう意見の人もいるでしょう。
多様な意見を不特定多数が見ている場で発信する
多様な意見を持つことは多様性として重要ですが、不特定多数が見ているSNSで発言することはどうでしょう?
近年、誹謗中傷が人を自殺へ追い込んだりと、騒がれていますよね。
小坂氏の発言は、そのTweetを見た人がどう思うかまで、考察しきれていないように感じます。
例えば「男女が標準的な形」というところ。「標準じゃない、普通じゃない」という発言は他のマイノリティの方にもするのでしょうか?
- 左利きは普通じゃない?
- 障がいのある人は普通じゃない?
- 外国人は普通じゃない?
全部そんなことはないでしょう。
そして私のような大人が一人に「普通じゃない」と言われたところで傷つきません。しかし、多感な子どもはどうでしょうか?
LGBTQの人権保護
法務省からは障がいを理由とする差別は、なくすように促されています。
一方でLGBTについてですが、LGBT理解増進法案が未だ成立されないまま時が経ちました。
LGBT理解増進法案には差別を禁止するような文言はなく、現状イジメや悪口、差別がやり放題です。
その状況下での小坂氏の発言は、いずれの法にも抵触することのない、法的には問題のない発言であったと感じます。
まとめ
多様な意見は多様性ですが、その発言をして誰かを傷つけないかは考えるべきという個人的見解でした。
なにか意見があっても、一回自分の中で考察して、誹謗中傷にならないように気をつけましょう。
私自身も誰かを傷つけないように発言には注意していきます。