こんにちは、ちゅうさんです。
以前、同性カップルの子どもの持ち方についてご紹介しました。
けれどもかねてより代理母出産については、国内で賛否両論の声が上がっていました。
今回私は自分が妊娠するという経験をしたので、その前後で考えの違いがうまれたため、まとめてみました。
端的に言うと「代理母出産いいじゃん」から「ちょっと簡単な話ではないぞ」という心境の変化がありました。
世論
代理母出産についてよくある否定的な意見としては以下のようなものがあります。
女性を子どもを産む道具としか見ていない
体の違いで、どうしても子どもを産むには子宮が必要であり、精子提供と違い代理母出産では母体になってくれる代理母が必要になります。
代理母出産を終えれば子どもはゲイカップルの家庭で育つことが一般的であるため、捉え方によっては代理母は妊娠出産だけさせられたような形となります。
それが女性搾取などといった批判的な意見の元になっています。
私の考え
妊娠前
妊娠前は少子化という時代背景もあるため、代理母出産について賛成でした。
ゲイカップルと代理母の三人が互いに承認しあっているのであれば、何も問題ないのではと考えていました。
妊娠してから
しかし、妊娠してからは「これは簡単な話ではないぞ」と考えが変わりました。
まず、つわりで動けないこと。私の場合、水も飲めないほど辛く、約三ヶ月間はほぼ寝たきり状態。いつになったらこの暗闇が終わるのかと本当に体力的にしんどい毎日でした。これをお金を払ってもらってもぽっと出の他人のカップルのためにやりたいかと言われると、家が建つくらいの金額がないときついと思いました。
次に妊娠出産は命をかけて行っているということ。コウノトリは読んでおいたほうがいいと思い、一気読みしましたが、なかには元気だったのに亡くなってしまう妊婦さんもいました。たとえ無事出産したとしても、産後は交通事故にあったような肉体的ダメージが残ります。それを仕事としてお金で決めるのはその辺で働くのとはまたわけが違うと感じました。
最後に愛着が沸くということです。今では毎日胎動があります。月に一、二回、エコー写真をみて成長を感じます。死なないように気にかけながら、食べ物や寝る姿勢に配慮します。
そうするとかわいいと思うんですよね。早く顔がみたいなって。それが代理母だから、他人の子だから起こらないとは言えません。命を懸けて産んだ子を「はいどうぞ」と渡せるのか、完全に人によるとは思いますが、私は酷だなと感じました。
まとめ
以上、代理母出産に対する私の考えの変化でした。
まだ日本では代理母出産は認められていません。希望する場合はアメリカなどの国外に渡って依頼する形になります。
代理母の方ともめたという話もないことはないので、慎重に検討してみてください。